看護学科 キービジュアル

出雲キャンパス・看護栄養学部 看護学科

地域とともに歩み続ける
看護職を目指して

人々のいのちを支え、健康すこやかなくらしを創るために

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MESSAGE MESSAGE

教員メッセージ

高橋 恵美子 看護学科長 写真

島根県立大学出雲キャンパス
看護栄養学部 看護学科長
大﨏 美樹

 看護を取り巻く環境は、少子高齢化の進展、医療技術の進歩等により大きく変化します。新型コロナウイルス感染症の拡大は、人々の暮らしに大きな影響を与えました。住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるように、人々の健康を支えていく看護の役割は、ますます重要になります。
 本学の教育課程の特徴は、地域に根差した教育にあります。家庭訪問実習、島嶼地域や中山間地域でのフィールドワークを通して、生活者の視点や地域の健康課題について学びます。また、臨地実習では、先進医療の看護についても学びます。
 人々の健康をめぐる状況やニーズは多様かつ複雑です。看護専門職が、豊かな人間性と高い倫理観をもち、さまざまな人々と共に考えることは、質の高い看護の基盤となります。島根県立大学で、「人々のいのちを支え、すこやかなくらしを創るために地域と共に歩み続ける看護専門職」を目指して、一緒に看護学を学びませんか。共に語り合い、看護について、看護専門職ができることについて考えていきましょう。

CLASSES

特色ある授業紹介

一般教養 イメージ写真

一般教養

人の支援に関わる看護専門職に必要な一般教養の分野は、市民的な教養と多様な価値観を認める豊かな人間性を養うとともに、視野の広い柔軟な思考や科学的・論理的な思考を身につけるため、4つの領域(外国語・自然と情報科学・社会と生活・文化と医療)を学修します。

健康と疾病の理解 イメージ写真

健康と疾病の理解

身体的、心理的、社会的に安定した状態が破綻した状況を疾病と捉え、健康・疾病・障がいに関する観察力・判断力を強化し、その状況から回復させるために医療が果たす役割について理解することを目的とします。

母性看護学

女性のライフサイクルにおける健康問題や性と生殖の健康の保持・増進・疾病予防に必要な看護を学修したのち、妊娠前・妊娠期・分娩期・産褥期の女性と胎児・新生児及びその家族に対する理解を深め、援助方法を学修します。

統合看護

看護組織や人材育成などの基礎的知識やチーム医療の意義、看護実践における倫理原則の特徴や倫理的責任、災害直後の救急医療から精神看護・感染症対策・保健指導などを学修します。

経営学総論 イメージ写真

老年看護学

加齢による身体・心理・社会的な変化に伴い出現する健康問題へのアセスメントに「暮らし」の視点を取り入れ、高齢者がもつ内なる力(潜在能力・もてる力)を引き出す看護について実習(医療施設・高齢者施設)を通して学修します。

経営学総論 イメージ写真

基礎看護学

看護の歴史的発展や主要な概念、看護実践の基盤となる援助的人間関係を築く方法、日常生活に係る看護技術、対象者の健康問題の把握と適切な看護提供の方法を学修したのち、看護過程、治療・診療時の基本的な知識・技術を学修します。

精神看護学 イメージ写真

精神看護学

精神障がい者の人権の尊重や権利擁護のために、精神医療・福祉の歴史的変遷について修得します。また、心の構造と機能、パーソナリティーの成長発達モデル、精神科領域で必要な理論について学修します。基礎知識を押さえた上で、看護実践に必要となる、自己洞察と治療的自己活用のためのプロセスレコード、個人と集団にアプローチする療法、リエゾン精神看護などについて学修します。

成人看護学

現代の生活状況を背景とした成人各期の特徴と健康課題、機能障がい及び発達特性に応じた健康レベルごと(急性・回復期・慢性・終末期)の援助方法、成人看護学の役割、理論等の基礎的知識を学修します。

地域・在宅看護学

地域で生活する人々のライフスタイルと健康レベルを理解し、地域保健、学校保健、職域保健、在宅看護の看護職の特性、地域・在宅看護における制度や社会資源、地域包括ケアシステムを学修します。
また、訪問看護師やケアマネジャーと同行訪問や施設等の実習を通して、地域包括ケアシステムにおける看護実践力の強化を図ります。

小児看護学 イメージ写真

小児看護学

子どもの発達段階各期における成長・発達の特徴とその養育、子どもと家族を取り巻く環境、小児看護の役割について学修し、小児看護の対象である子どもと家族の理解を深めます。また、疾病や障がいのある子どもと家族に対する基礎的知識と技術を学修します。

公衆衛生看護学 イメージ写真

公衆衛生看護学

地域の顕在的・潜在的な健康課題を認識し、様々な場における公衆衛生看護活動を学修します。家庭訪問、健康相談、健康教育、地区組織育成などの技術や保健医療福祉行政について、地域住民との協働活動を通して実習を行います。また、県下全域の保健所・市町村と連携しながら産業や学校保健、公衆衛生看護管理等を学修します。

臨地実習 イメージ写真

臨地実習

講義・演習等で学んだ理論や知識、基礎的な看護技術を看護の現場で実践することにより、理論と実践の統合を図るとともに、看護実践を通して看護学への洞察を深め、看護に携わる者として必要な能力と倫理的な態度を育成する重要な学修です。島根県の基幹病院である島根県立中央病院を主たる臨地実習の場とし、島根県立こころの医療センター、松江赤十字病院、島根大学医学部附属病院、地域医療機能推進機構玉造病院、国立病院機構松江医療センター、雲南市立病院のほか、島根県内の保健所、市町村、地域の家庭や関係する協力機関・団体、高齢者施設、居宅介護支援事業所、訪問看護ステ-ション等で行います。

看護学科にぴったりな人物像

ぴったりな人物像 イメージ
  • #人間が大好きで、生命の尊厳を重視し、看護に高い関心がある人
  • #強い責任感と倫理観に支えられた豊かな人間性を備えている人
  • #コミュニケーション能力や看護学を学ぶ上で必要な学習能力をもつ人
  • #主体的に課題を解決する意欲と行動力を備えている人

想定される進路

想定される進路 イメージ

◯ 看護師、保健師
◯ 助産師、養護教諭1種を目指す
◯ 大学院進学
◯ 診療看護師、専門看護師、認定看護師、認定看護管理者を目指す

EDUCATIONAL POLICY

教育方針

学科の特色

1

看護専門職として看護実践に必要な基本的な技術と知識を学び、深い人間理解と高い倫理観をもって判断し、行動できる力を身につけます。

2

市民的な教養と豊かな人間性をもち、保健・医療・福祉等に携わる人々と協働、連携できる力を身につけます。

3

地域の人々との関わりを通じて地域の特性と健康課題を明らかにし、課題解決に向けて創造的に行動できる力を身につけます。

育成する人材像

看護栄養学部 看護学科では、次の3つの観点から「人々のいのちを支え、健康なくらしを創るために地域と共に歩み続ける看護専門職」を育成します。

3つのポリシーについて

看護学科が育成する人材像

看護学科が育成する人材像は、「自ら考え行動できる、視野の広い専門職業人」であり、具体的には次のとおりです。

  1. 1

    看護専門職として看護実践に必要な基本的な技術と知識を身につけ、深い人間理解と高い倫理観をもって判断し、行動できる人材

  2. 2

    世界及び地域における多様な風土や食文化と健康との関わりについて理解できる

  3. 3

    健常者及び傷病者に対し、科学的根拠に基づく適切な栄養管理・栄養療法を行うことができる

入学者選抜方針(アドミッションポリシー)

看護学科への入学を目指す人には、以下の能力や特性を備えた人を求めます。

  1. 豊かな人間性を備え、看護学もしくは栄養学に関心がある人
  2. 人々の健康に関する分野で、何事にも前向きに挑戦する意欲がある人
  3. 保健・医療・福祉・教育等の分野を学ぶ上で、必要な学習能力を備えている人
  1. 1

    人間が大好きで、生命の尊厳を重視し、看護に高い関心がある人

  2. 2

    強い責任感と倫理観に支えられた豊かな人間性を備えている人

  3. 3

    コミュニケーション能力や看護学を学ぶ上で必要な学習能力をもつ人

  4. 4

    主体的に課題を解決する意欲と行動力を備えている人

教育課程編成・実施の方針(カリキュラムポリシー)

市民的教養を涵養するとともに、看護学もしくは栄養学の基礎的な知識・技術を修得し、科学的かつ倫理的な判断に基づく実践能力を有した専門職業人を育成するために、教育課程には以下5点の特色を持たせています。
 

  1. ①市民的教養と多様な価値観を認める豊かな人間性を涵養するとともに、看護学や栄養学の基盤となる人間を深く理解するための科目群を設けています。
  2. ②島根県で暮らす人々の生活と健康課題を理解し、課題解決・地域創成のための創造的な思考と参画力を修得するために、地域に赴くフィールドワークや実習を系統的に配置しています。
  3. ③人々に質の高い保健・医療・福祉サービスを提供する上で不可欠な多職種連携ができる基盤を形成するために、看護学科と健康栄養学科双方の学生がそれぞれの専門性を理解し学び合うことができる科目群を設けています。
  4. ④看護学・栄養学それぞれの基礎的な知識・技術を修得し実践能力を高めるために、基礎的な科目から応用発展的な科目を系統的に配置しています。
  5. ⑤変化する社会情勢に対応できる専門職であり続けるために、フィールドワーク・演習・実験・実習などの体験型学習を通して主体性や自己研鑽する力を育む学修機会を段階的に設けています。
  1. 1

    看護を実践する能力の育成

  2. 2

    相手を理解し協働する能力の育成

  3. 3

    地域の特性と健康課題を探求する能力の育成

修了要件に関する方針(ディプロマポリシー)

看護学科のディプロマポリシーについては、以下のとおりです。
看護学科では、所定の期間在学し、所定の単位を修得することで、以下の要件を満たしたと認められる学生に対し、学士(看護学)の学位を授与します。

  1. 1

    基礎的な専門知識と技術を身につけ、科学的かつ倫理的判断に基づく看護実践ができる能力を備えている

  2. 2

    人の生き方や価値観を尊重し、援助関係が形成できる能力、また多職種と協働・連携する能力を備えている

  3. 3

    地域特性を理解して多職種と協働・連携し、人々の健康上の課題解決を図る基礎的能力を備えている

  4. 4

    研究的な姿勢を持ち、人々の健康の維持・増進に寄与する能力を備えている

ADMISSIONS

受験生の皆さまへ