理事長・ 学長メッセージ  

地域とともに、学生とともに

　島根県立大学は2000年に開学し、さらに2007年に公立大学法人島根県立大学として、新たな歩みを始め、発展しつつ今日に至っています。浜田、出雲、松江にキャンパスを置き、総計２１００名近い学生が学んでいます。
　大学憲章の中にもありますように、各専門領域における研究活動を深め、それにもとづく創造的な教育活動によって、現代社会の諸課題に国際的な視野からアプローチし、また、地域社会の活性化と発展に寄与する人材を養成することを使命としています。
　そのため島根県立大学は、学生が豊かな人間性と深い思考力を持つように、地域での実習などどの学部でも地域交流の教育プログラムを多く設計しています。また、海外の大学との交流を通して、世界のグローバル化や急速な変化に対応できるようなプログラムも用意しています。
　学生は、専門的な知識や技術を身につけるだけでなく、リーダーシップやコミュニケーション能力を育成することで、社会において活躍することができます。それぞれの専門分野を通じて、地方創生の担い手として活躍できる人財になるために大いに役立つ教育に励んでいきます。
　最後に、私たちは、島根県立大学が社会に貢献することを強く信じています。私たちは、地域社会と協力し、社会の発展に寄与する人材を育成することで、地域社会と共に成長していきたいと考えています。
 
〇プロフィール
やました・かずや
医学博士、専門分野は神経内科、神経心理学。島根医科大学医学部卒業後、1991年にカリフォルニア大学デービス校神経科研究員として留学。94年から津和野共存病院院長、その後、島根県立大学出雲キャンパス副学長などを経て、2023年4月から島根県立大学学長。