学科の活動
学科の活動
Let’s グラレコ!
2024.11.2211月22日は、観光地デザイン研究室主催「グラフィックレコーディング研修会」でした。
教えてくださったのは、グラフィックレコーダーの白橋瑠梨さん。ご自身も大学生の時にグラレコを知ったそう。教わったのは、松江キャンパスの観光分野の2つの研究室の3年生です。
グラフィックレコーディングとは、会議、セミナーやインタビューの内容をイラストと文字を用いてリアルタイムで記録して保存するスキルで、まちづくりのワークショップなどでも活用が進んでいます。参加者がその場で話の内容を消化しやすくなり、活発な議論が誘発されるのです。
講義ノートをつくったり、レポートの構成を考えたりするのにも、いい感じで応用できます!
みなさんもいかがですか。Let’s グラレコ!
「観光まちづくり演習」 @江津本町、「まちあるきビンゴ」しました!
2024.6.2.石州瓦の赤い屋根を上から眺める、古絵図に湊からの積み出しの様子が描かれている「はんど」と呼ばれる水がめを10個みつける、江戸時代からあるものに触ってみる、良い景色がみえるベンチに座る…。
みんな、ひとり一枚、ビンゴシートを持っています。「コンプリートしたよ!」、「細い路地を歩くの、なんか楽しい!」
6月2日、地域文化学科「観光まちづくり演習」では、島根県中央部、江津本町(ごうつほんまち)を訪ね、まちあるき付きの勉強会を開催しました。江戸時代に北前船(きたまえふね)の寄港地であった歴史あるまちで、歴史的な建物や大きな御殿の跡地、昔使われていたのぼり窯(がま)、廃線となった鉄道の遺構などが残っています。
「観光まちづくり演習」は、まちづくりの視点やワークショップ手法など、地域について考えたり、活動を始めたりするための実践的スキルを学べる科目です。今回は、まちの見方やワークショップの指南役にと、江津市にかねてご縁があったという東京大学都市デザイン研究室の永野真義先生をお迎えしました。「まちは、一冊の書物のようにとらえることができます。まちづくりとは、その次の一頁を付け加えるということ」。
それから、みんなでまちあるき。長く地元のまちづくり活動をされている黒川さんにご案内いただきながら、冒頭の「まちあるきビンゴ」タイムとなりました。ビンゴチャレンジ以外にも、古民家や修繕されてまちなかギャラリーになっている旧郵便局、江津工高の生徒さんたちがリノベーションに活躍されたという「居場所づくり」の施設などを拝見、本町自慢のスィーツも堪能しました。
皆様、ありがとうございました。
今年も出雲神話フォーラムで報告を行いました
2024.3.16出雲神話フォーラム2024「寫眞から読む出雲神話」(於島根県立美術館)にて、古典文学ゼミの3・4年生が「クシナダヒメの信仰と神事」の報告をしました。
〈 出雲神話フォーラム2024HP 〉
今年度は、稲田神社と八重垣神社での聞き取りと現地調査をふまえ、クシナダヒメの神事や伝承地、その神格について考察を行いました。また、従来の八岐大蛇の神楽ではあまり活躍しないクシナダヒメを主役とした神楽のストーリーを創作し、披露させていただきました。
昨年度から関わってきた4年生はこれで卒業となりますが、新3年生とともに、来年度もひきつづき本プロジェクトを進めていきたいと思います。
本プロジェクトは、大変さまざまな方にご協力いただいて成り立っております。ここに御礼を申し上げますとともに、今後ともご指導賜りますよう、どうぞよろしくお願い致します。
観光地デザイン研究室ゼミ生、シンポジウムで「グリスロ」を語る!
2023.12.2012月16日、地域文化学科で観光地の歴史や空間について学んでいる観光地デザイン研究室・小長谷ゼミの3年生が、シンポジウム「観光の新たなデザイン―未来を創る地域の魅力」(主催島根大学法文学部山陰研究センター)で、ポスター発表をしました。
「グリスロ」とは、エコで低速の乗り物、グリーンスローモビリティの略称。国土交通省や環境省が次世代交通として国内適地への導入を促しているもののひとつで、ゴルフカート型やミニバス型のグリスロの運行が全国的に徐々にひろがっています。
島根県内では世界遺産の石見銀山の谷筋の町並みの坂道や松江市内の高齢化が進んだ団地エリアでの地域の足としても運行中。出雲大社の門前でも、導入の仕方を検討する実証実験(お試し運行ですね)が重ねられています。
シンポジウムでは、石見銀山がある大田市役所の方に教えていただいた銀山カート号の導入経緯を中心に、自作のポスターを使って、来場の皆さんに「グリスロを使うことで解決できたこと」を報告しました。
石見銀山のグリスロは、ゴルフカートを公道で走れるようにしたもの。乗車定員6人の小ぶりな車体は、遊園地のアトラクションのようでもあります。
とはいえ、単なる観光アトラクションではありません。銀山カートは、この旧鉱山町で観光にも地域の暮らしにも関わる「移動」の形を、住民にも観光にきた人にも問い、幾つもの観点を並べあげてたくさん考えたうえで選びとられた問題解決の手段、地域ソリューションなのです。
地域文化学科第2期生の卒業
2023.03.16本日、卒業式にて地域文化学科第2期生を送り出しました。
卒業式と記念撮影の後、学科別に分かれ、各種受賞の表彰、しまね地域マイスター証書授与などを行いました。
2期生は、2年目からコロナ禍に入り、学生生活に多大な影響があった世代でしたが、元気いっぱいで、教員それぞれに様々思い出があります。また元気な顔を見せに来てくださいね。
今後の学生の皆さんのご活躍と発展を心からお祈りしています。
出雲神話フォーラムで報告を行いました
2023.03.11島根国際交流委員会が主催する「2023年出雲神話フォーラム」が3月11日(土)島根県民会館にて行われ、本学地域文化学科の学生4名と島根大学の学生1名による合同チームが「クシナダヒメ―その魅力の発見」というテーマで報告を行いました。
これは「出雲神話文化の魅力とその活用」というテーマで、宗教学・神話学・民俗学・観光学などを専門とする先生方の指導のもと、國學院大學の学生、通訳案内士の方々と昨年9月よりオンラインでのワークショップを重ね、各チームでテーマを設定しグループで調査を行ってきたものです。
3月9日には國學院大學の学生さんも島根に来られ、メンバーで出雲大社や古代出雲歴史博物館、稲佐の浜などをめぐるエクスカーションを行いました。10日には合同のワークショップを行い、それぞれのチームが調査した内容を報告しました。
11日はそのまとめとしてフォーラムでの報告を行い、小泉凡先生がファシリテーターを務めてくださいました。お越しくださった皆さま、ご関係の皆さま、大変ありがとうございました。
観光文化ゼミの学生2名の発表が学会で受賞しました
2023.02.01
観光文化ゼミの4年生2名(内田梨香子さん、長谷川楓香さん)の動画発表が、第26回日本国際観光学会全国大会の学部学生を対象とした動画発表コンクールにおいて、「アカデミック・アワード」(学術面の最優秀賞相当)を受賞しました。
発表タイトル:山陰の文化を活かした観光振興
https://www.youtube.com/watch?v=aEihmI-beH8
本大会は10月29日に開催され、審査の結果、12月17日に東海大学渋谷校舎にて(対面・オンライン)表彰式がありました。
交流発表会・卒論発表会を行いました
2023.01.291月は、これまでの学習・研究成果の報告会(オンライン)が続きました。
1年生「スタートアップセミナー2」では、春学期のレポート調査をもとに、レジュメ・パワーポイントを使ったプレゼンテーションの発表を行います。通常のゼミとは異なるメンバー、指導者でグループが作られるため、普段にない緊張感の中で発表を行います。発表者は、問いと調査結果、考察を備えた発表を行い、聞き手は積極的に質疑を行い、教員がそれぞれに指導・講評を行いました。
4年生は、年末に提出した卒業論文をもとに、その内容の報告を行いました。3・4年生の2年間の「地域文化プロジェクト1・2」の集大成である卒業論文には、学生ごとのドラマが詰まっており、こうして報告できるのは感慨もひとしおだったのではないかと思います。下級生は、ゼミ選択の参考としても聴講し、多くの学生が参加しました。
華道の授業風景と作品
2022.12.20秋学期の華道の授業風景と作品をご紹介します。
秋から冬にかけては菊、新年には松、春には梅やチューリップなど、季節ごとの花材を使いました。
池坊において伝統的な生け方である生花、自身の思いを表現する現代的な自由花それぞれの技法を学び、実技を通して調和ある生け方を学びました。
本授業は日本文化のカリキュラムですが、国際文化コースの学生も多く履修しています。日本の文化を、海外の方にもぜひ伝えてほしいと願っています。
オープンキャンパスを行いました
2022.07.09地域文化学科のオープンキャンパスを行いました。会場は満席となったため、第二会場も用意させていただきました。
当日は学生による発表を中心に、以下の内容をお話しさせていただきました。
1)分野別説明:言語、文学、社会・歴史、観光
2)免許・資格:教職課程、司書課程
3)学生生活を語る:授業と課外活動、TOEICへの取り組み、教職課程、司書課程、Q&A
説明会後は、キャンパスツアーや学生相談、教員相談を行いました。
大学や学科の内容に興味を持っていただけた方、ぜひまたお会いできるのを楽しみにしております。
卒論中間発表会
2022.07.08卒論の提出まであと半年。この時期には各ゼミや複数ゼミ合同で、4年生が卒論の進捗状況を報告する発表会を行っています。
他のゼミ生や教員の前で発表することで、普段にはない視点の質問や指摘などを得ることができました。
発表者は準備と緊張のためか、発表が終わるとクタクタになっていました。
画像は文学系ゼミで、近代文学・古典文学・英文学ゼミの3ゼミ合同で発表会を7月中の4日間にわたり実施しています。
中村寿男氏(中村茶舗代表取締役)のご講演
2022.07.04「観光と地域」にて、松江市内の老舗中村茶舗代表取締役の中村寿男様に「茶産業・茶文化を通した地域づくり」について、ご講演いただきました。
中村茶舗さんは、明治17年(1894)の創業以来、松江で日本茶の製造・販売の伝統を守りながら、大正初期に日本初の電動石臼を取り入れたり、15年前から海外輸出を開始したりと、先進的な取り組みをしていらっしゃいます。
商品だけではなく、その背景にある日本の茶文化を海外に広める活動は、「(中村様の)行動力、広い視野、チャレンジ精神に感動しました」「松江のお茶の文化が世界に広がっていくことに誇りを持てました」など、学生たちに夢や地域への誇りを与えてくださいました。
妖怪たちに会いに・・・
2022.07.02地域文化学科の「日本文化論3(妖怪文化)」の履修生69名が、広島県三次(みよし)市の「湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)(以下、「もののけミュージアム」)」を訪問しました。
本授業は本学短期大学部名誉教授・小泉凡先生(小泉八雲曾孫)によるもので、山陰の妖怪文化の発信者である小泉八雲や水木しげるの妖怪研究の事績にふれつつ、日本の妖怪文化の特性を西洋の妖精文化との比較の視点で学ぶ、本学科のなかでも特色ある授業の一つです。
「もののけミュージアム」は、寛延2年(1749)にまとめられた『稲生物怪録(いのうもののけろく)』の舞台となった備後三次(現在の三次市)に立地し、学芸員である民俗学者・湯本豪一氏の膨大なコレクションを収蔵する、日本初の公立博物館です。訪れた学生たちは、館内に多数展示された、貴重な文書、絵巻、錦絵、装飾品、玩具類など、妖怪に関する史料に見入っていました。
また、植田千佳穂氏(三次市学芸アドバイザー)の講義では、博物館設立の経緯、博物館を中心とした、妖怪文化を活かした地域づくりのお話を聴かせていただき、大変有意義な研修となりました。
フィールドワークを行いました
2022.06.25 6月25日、地域文化学科の専門基幹科目「しまね民俗探訪」のフィールドワークを行い、受講生40名が松江市美保関町の「美保関歴史・生活体験資料館」を訪れました。
同館は美保関町に関する民具を保管しており、それらを用いた体験活動ができる全国的にも珍しい施設です。体験活動は「美保関歴史・生活体験活動推進協議会」という地元の方々がボランティアで実施しています。「しまね民俗探訪」では、島根県内の民俗文化を体験的に学ぶとともに、参与観察や聞き書きといった民俗調査の基本スキルを身につけます。
当日は機織りの体験活動を参与観察するほか、民具の調査やそれらを通した美保関町の生活文化について聞き書きしました。
受講生からは「教室では知ることのできない実際の知識や技術に触れることができてよかった」等の感想を聞くことができました。