”学習会3”を開催しました
”学習会3”を開催しました
ナラティブの手法を用いて看護を言語化することにより、お互いの価値ある関わりを認め合えることを目的として、平成29年8月25日(金)島根県立中央病院でユニフィケーション学習会を開催しました。
担当は、島根県立大学出雲キャンパス教授梶谷みゆき氏と県立中央病院看護局のユニフィケーション事業協議会メンバーの3人でした。テーマは「ナラティブ研修会~あなたの看護、語ってみませんか?~」で、研修参加者は、県立中央病院の臨床経験5年目以上の看護師11名でした。最初に梶谷氏より「ナラティブとは?」「今、何故ナラティブか?」について講義を受け、その後2グループに分かれて、事例の共有と看護の意味を考え臨床知にしていくグループワークを行いました。領域の異なる様々な部署からの参加であり、初めは少し緊張した様子も見られましたが、ファシリテーターの進行により、何気なく行ってきた看護を「相手の時間軸に入る看護」「沈黙を共有する看護」と言語化するところまでたどり着くことが出来る研修となりました。
参加者の今後の看護への活用度は、大いに活用できる・活用できるが100%を占め、参加者からは、「看護を語ること、患者さんとの関わりを語る機会がなかったので、語ることができ自分の看護を表現することができた」「実際に事例を基にグループで看護の意味づけをする、探していくことは、自分の経験も想起されてとても意義があることだなと思った」などの感想が寄せられ、満足度の高い研修となりました。今年度同じメンバーであと2回開催を予定しています。