令和3年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました
令和3年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました
タイトル:病態別の栄養療法について・3回シリーズ研修会
日 時 :令和3年9月14日、11月8日、令和4年1月21日 14時00分~14時45分
内 容 :
3回シリーズで、島根県立中央病院・栄養サポートナース会メンバー13名を対象に学習会を開催しました。第3回の学習会は、Zoomミーティングにて行いました。担当は、島根県立大学看護栄養学部教授・名和田淸子先生と島根県立中央病院・栄養サポートナース会の吉廻裕子看護部長、馬庭祐子・摂食嚥下障害看護認定看護師が中心となり、企画・実施をしました。
急性期病院では、年齢や病態、栄養状態などに合わせた栄養管理を必要とする患者さんが多く入院されます。看護師も栄養サポートを行うチーム医療の一員として、病態別の栄養療法について理解を深めたいと考え、学習会では、代表的な糖尿病、心不全、腎不全の病態別の栄養療法について学びました。
第1回・糖尿病の食事療法では、日本人の体格の傾向や問題点、食事療法のエビデンスなど学び、第2回・心不全の食事療法では、心不全と栄養障害の関係、心不全ステージ分類別の栄養療法などについて、第3回・腎不全の食事療法では慢性腎臓病と栄養障害の関係、慢性腎臓病の栄養評価等について学びました。
【意見・感想】
患者さんが食事療法を継続できるよう、生活環境や生活習慣などを配慮した栄養指導の重要性を再認識しました。
患者さんの心不全が増悪しないように、栄養状態を良好に保てるよう配慮したい。
患者さんは食欲不振を訴える人が多いため、食事摂取量が少ない人については、速やかな医師への報告や食事制限の必要性について確認したいと感じました。
病気の方の治療に向かうためには、栄養状態を良好に保ってあげることが一番だと考えます。エネルギー不足では病気に立ち向かうことが出来ません。栄養状態の変化を一番に察知できるのは看護職の方ではと思っています。「この方、ごはん食べれているかな?」とちょっと気にかけていただければ幸いです。