看護連携型ユニフィケーション事業学習会を開催しました(7)

看護連携型ユニフィケーション事業学習会を開催しました(7)

 島根県立こころの医療センター師長研修会では、相手の考えや思いを表現できるような質問や、スタッフが自ら考えることを促すための質問ができるようになることを目的として、平成30年7月30日島根県立こころの医療センターにおいてユニフィケーション学習会を開催しました。島根県立大学出雲キャンパス小田美紀子講師と、島根県立こころの医療センター多久和かおり師長が中心となって学習会の企画、実施を行いました。

 研修参加者は、こころの医療センターの看護師長6名で、テーマは「コーチングで質問力アップ~自ら考え行動できるスタッフ育成を目指して~」でした。
 看護師長として目標管理面接をはじめ、スタッフとのやり取りの中で「質問」を行っており、「なぜ」は責めのワードであると学習しても、日常の場では「なぜ」と質問してしまっていることが多いと感じました。演習では具体的にWhyをWhatやHowに変換してみる体験をして、相手の受け止め方にいかに影響をしているか理解できました。質問は相手へのプレゼントという言葉が印象的であり、スタッフの行動は、管理者のコーチングのスキルで変化させることができると再認識しました。学習したスキルを日常の中で使いながら、スタッフが“なりたい自分”に向かって進んでいけるよう、「待つ」「許す」「信じる」を意識し、よいところを見つけて関わっていくことが大事であると学びました。
 参加者からは、「今後のスタッフの面接や、日常生活の中でも使ってみたい」「具体的な内容で分かりやすかった」等の意見があり、実施したアンケートでも全員が満足であると回答しており、満足度の高い研修となりました。