”学習会10”を開催しました
”学習会10”を開催しました
ALS患者の意思伝達装置を開発する開発者の視点を知ることで、患者・家族のコミュニケーションにおける期待や苦痛を考えることができることを目的として、平成29年11月17日(金)に島根県立中央病院においてユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス 加納尚之教授と6階西病棟一ノ名由恵看護師長、曽田摂子副看護師長が中心となって学習会の企画・実施を行いました。
研修参加者は、6階西病棟看護師14名とリハビリテーション技術科職員8名で、テーマは「ALS患者の意思伝達」でした。加納教授の講義では、意思伝達装置の開発方法について説明があり、携帯電話を利用した身近で低コストな装置を開発することにより、大掛かりで高額な装置を使用しなくても意思伝達が可能になるという開発者の視点を知ることができました。
家族が寒いだろうとかけた布団が、実は患者にとって暑くてかけてほしくないという話もあり、病状の進行により意思伝達が困難になった患者が、装置を使用してYES/NOの意思表示ができるだけでも非常に重要なコミュニケーション手段となることについて学ぶことができました。
参加者からは、「自分の知識にない内容であった」「コミュニケーションについて知れてよかった」などの感想があり、今後の看護への活用度は、大いに活用できる・活用できるが82%を占める研修となりました。