令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(15)

令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(15)

 行動変容を促すためのコーチングスキルを学び、患者さんへの生活指導・食事指導などの保健指導に活かすことを目的に、令和元年12月9日(月)に島根県立中央病院においてユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス小田美紀子准教授と島根県立中央病院黒田優子副看護師長が中心となって学習会の企画・実施を行いました。

 研修参加者は、島根県立中央病院母性・MFICU病棟助産師10名でした。小田准教授より、行動変容を促すための健康相談・保健指導について講義を受けた後、2人1組になり「1か月後に目指したいこと、実現したいこと」についてコーチングスキルの演習を行いました。コーチングとは目的達成に向けて、相手の自発的な行動を促進するコミュニケーション技術です。私たち助産師は妊娠中から産後の食事指導などの保健指導の場面が多く、今までは一方的に専門知識や経験を通して指導することも多くありました。今回の研修では、コーチングを取り入れた保健指導により、対象者が自分の意志で問題を解決できるように支援をしていくコミュニケーション技術を学ぶことができました。参加者からは、「コーチングを活かして患者さんのやる気を引き出せるような質問や指導がおこなえるようになりたい」「演習をしたことでより理解が深まった」「相手を認めることを忘れないようにしたい」などの感想があり、満足度も高く、今後の看護に活かせる研修会となりました。

令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(15)