令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(3)
令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(3)
2017年10月より精神保健福祉法による入院病床24床と、医療観察法による入院病床8床を一つの病棟として運営しており、2017年のユニフィケーション学習会を通して、看護師のストレスについての理解が深まり、看護師としての理想、現状を客観視でき自分を見つめ直すきっかけになり、みんなが思いを話せ、共有していく事が大切であることが分かりました。その後も、業務の見直しや病棟間の応援体制の構築、情報共有の工夫等実施してきましたが、ユニット間の業務に対する理解不足、情報共有の在り方、協力体制についての問題が顕在化しスタッフ間での葛藤・ストレス、業務へのトレスが生じている現状があり、開棟後の取り組みの現状を評価し、これらの葛藤・ストレスを病棟でマネジメントしていくために、令和元年7月9日(火)看護連携型ユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス大森眞澄准教授と、島根県立こころの医療センター黒目奈美・中山まゆみ副師長が中心となって学習会の企画をしました。
学習会の参加者は、島根県立こころの医療センターリハビリⅠ病棟の職員15名(看護師14名・作業療法士1名)でした。テーマは「ストレスをチームで乗り越えるために」で、大森眞澄准教授より「ストレスをチームで乗り越えるために」について講義があり、その後4・5名のグーループに分かれてディスカッションを行いました。その中で、「前に比べて話す機会が増え、相互交流の効果はあったと思う」「病棟の維持、強化のための良い時間だった」「お互いに大変だけど、協力し合って頑張れたと思う」等肯定的な感想が多くある一方で、「日頃、情報共有や相互交流を通して、コミュニケーションを図っているが、意図的に話し合う場を持つ事で、よりお互いの思いが理解でき、話せると感じた」との意見も聞かれ、今後、業務の中で葛藤があることは当たり前として捉えながら、話し合う機会を意図的に持つなど、より踏み込んだ業務改善をしていければと話し合いました。学習会後のアンケートでは、全員の満足度も高く、「日々の看護を行うためのヒントとなりました」「病棟の維持、強化のためにとてもために時間でした」「お互いに大変だけど、協力し合って頑張れたと思います」等の意見があり今後に活用していける内容であり有意義な学習会となりました。