”学習会8”を開催しました

”学習会8”を開催しました

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学習会の様子
 高齢者に対する理解を深め、高齢患者の術前・術中の関わりへつなげることを目的として、平成29年11月21日(火)、島根県立中央病院においてユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス 梶谷みゆき教授と中央病院手術室 金築明美 副看護師長が中心となって学習会の企画・実施を行いました。

 研修参加者は、中央病院手術室看護師12名で、テーマは「高齢者の理解と看護について」でした。梶谷教授の講義では、高齢者の機能的、肉体的、精神的な特徴をあらためて学ぶことができ、手術を受ける高齢患者への看護を振り返るきっかけになりました。講義のあと、手術室看護師が経験した高齢患者との関わりの中での成功体験や失敗体験、その他困っていることなどを話し合いました。全身麻酔ではすぐに鎮静をかけるため、関わる時間が少ない分、患者が覚醒している間に可能な限り看護師の表情が見えるように配慮することや、局所麻酔で手術を受ける高齢患者には、話し方、誘導の仕方、タッチング、声のかけ方など、高齢者の特徴を理解した上で看護をする必要性について考えることができました。

 参加者の今後の看護への活用度は、大いに活用できる・活用できるが100%を占め、参加者からは、「認知症を発症するとどのような状態になるのかを学ぶことができた」「今後、高齢患者の体験している世界をふまえた上での関わりをしていけたらと思う」などの感想が寄せられ、満足度の高い研修となりました。