令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(5)

令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(5)

 小児期・思春期における「やせ」は心身の成長に大きな影響を与えるため、「やせ」の背景や原因及び現状、低栄養や活動低下に至る心身のサインに早期に気付き、看護介入するポイントを学び、家族や精神保健福祉士との連携や、心理的視点からの行動理解を深めるために、令和元年8月26日に島根県立こころの医療センターにおいて看護連携型ユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス金山俊介助教と、島根県立こころの医療センター野村恵・坂根由佳子副師長が中心となって学習会の企画をしました。

 学習会参加者は、島根県立こころの医療センター若松病棟(児童・思春期病棟)看護師6名でした。テーマは「小児期・思春期やせ」で、まずは、金山俊介助教より講義があり、その後事例を通してディスカッションを行い活発な意見交換が行われました。身体管理と共に客観的な事実の指摘をして児の行動を見守り、行動の理由を児と一緒に考え具体的な解決法を示しながら、児が自身の問題と向き合えるよう促していくことが、看護実践する上でも必要であると改めて考える機会を得ることがでました。
 参加者の満足度は高く「今後、同じような状況にある児が入院してきた時の対応として、具体的なイメージができた」「看護の視点や具体的な関わり方の理解ができた」「自己肯定感の低い児に対し、出来たことを『出来たね』と率直に認める関わりや、小さな変化(成長)を共に喜ぶことを大事にしていきたい」と肯定的な感想があり、今後に活用していける内容であり有意義な学習会となりました。