看護連携型ユニフィケーション事業学習会を開催しました(9)

看護連携型ユニフィケーション事業学習会を開催しました(9)

 島根県立こころの医療センター集中治療病棟では、病床利用率が上昇し、認知症患者の入院も増加しており、必要となるケアも多様化してきています。病棟の特殊性として入院が多く、日々の看護を少しでも余裕もって展開していくことを目的として、平成30年9月20日に島根県立こころの医療センターにおいて、看護連携型ユニフィケーション学習会を開催しました。島根県立大学出雲キャンパス石橋鮎美助教と、島根県立こころの医療センター杉谷久美子副看護師長、木村幸弘副看護師長が中心となり学習会を企画、実施しました。

 研修参加者は、こころの医療センター集中治療病棟看護師8名、テーマは「看護とユーモア:臨床に活用できるユーモア」でした。「どんなユーモアが好きですか」「笑いの健康効果」「看護における笑いの介入方法」について講義後に、笑いヨガの演習を行いました。
“笑い“にはNK細胞活性化も証明されており、また交感神経・副交感神経に影響し、睡眠へ誘うことも期待され、現在、笑い・ユーモアは、研究対象としても注目されていると聞き興味深い内容でした。臨床現場では笑いが相応しくない現状もありますが、殆どの場合笑える余裕を持っていることが好ましく、看護師が笑いの効果を理解しておくことは、メンタルが職業の重要な部分を担うものとしては必要なことであると感じました。笑う表情をつくることは、実際に笑えたり、笑うことと同じ効果があり、そして笑いは対象者に広がっていくことも十分期待されることから、私たち看護師はそれらの効果をしっかりと理解し、臨床現場でも実践に取り入れていくことが必要であると感じました。

 参加者からは「実際に笑えてほっとした」「今後活用できるように取り組んでいきたい」との意見があり、アンケート結果も満足度の高い結果になりました。