令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(10)
令和元年度 看護連携型ユニフィケーション事業 学習会を開催しました(10)
「スタッフ指導にコーチングを活かす」をテーマに、令和元年11月19日(火)に島根県立中央病院においてユニフィケーション学習会を開催しました。担当者の島根県立大学出雲キャンパス小田美紀子准教授と島根県立中央病院栗原甲介副看護師長が中心となって学習会の企画・実施を行いました。
研修参加者は、島根県立中央病院手術室の看護師9名でした。小田准教授より「コーチングとティーチングの違い」、「コーチングスキル(提案)(質問)(承認)」、「事例を通して関わりを考える」の内容を中心に相手を「待つ・許す・信じる」、成長段階の見極めなど指導者に必要な基本的姿勢から場面ごとに必要な意識・行動に関する内容を聴講しました。そして現場の事例をもとに、指導者自身がとった行動・言動はどういう気持ちによるものだったのかを考え、例題をもとに相手の気持ちを引き出す効果的な対応・声かけを学びました。実際に身につけておきたい事として、オープンクエスチョンによる考えさせて答えてもらう事、根気よく待つことで気持ちを引き出す事、自ら気づいた事を褒めて向上心につなげる事などがあがり、今後実践すべき事が見出せました。指導者に必要なスキルをこれから実践の中で意識的に活用し、部署の指導者会等で評価しながら指導力を上げていく事が課題と考えます。
参加者全員がとても満足・満足と答え、参加者から「指導者として、今後どういう風に自分を変えていけばいいのかわかった」「自分のできていない処がよく分かった」などの感想があり、今後への活用度の高い研修となりました。