”学習会4”を開催しました
”学習会4”を開催しました
ナラティブの手法を用いて看護を言語化することにより、お互いの価値ある関わりを認め合えることを目的として、平成29年9月20日(水)島根県立中央病院でユニフィケーション学習会を開催しました。
担当は、島根県立大学出雲キャンパス教授梶谷みゆき氏と県立中央病院看護局のユニフィケーション事業協議会メンバーの3人でした。テーマは「ナラティブ研修会~あなたの看護、語ってみませんか?~第2回」で、研修参加者は、県立中央病院の臨床経験5年目以上の看護師12名でした。2グループに分かれて、事例の共有と看護の意味を考え臨床知にしていくグループワークを行いました。同じグループメンバーで2回目となったこともあり、和やかな雰囲気で、事例提供者へ状況確認の質問が行われました。事例提供者はその質問に丁寧に答えることで、自分が行った看護、その時の気持ちを確認し、そのやりとりから自分では認識していなかった看護を言語化することができました。何気なく行ってきた看護を「反芻する看護」「情報収集のための質問ではなく患者の思いに応えたいという思いが患者に伝わった」「温かな手のぬくもりや間の取り方で、患者のイライラが治まり笑顔になった」と言語化することが出来る研修となりました。
参加者の今後の看護への活用度は、大いに活用できる・活用できるが100%を占め、参加者からは、「患者の感情表出を促し、不安を抱えながら苦悩を抱く患者の事例をディスカッションする中で、ケアリングの大切さ、手当が患者を癒し、安心につながることを学びました」「毎回参加する度に、看護の力に気付くことができます」などの感想が寄せられ、満足度の高い研修となりました。